プロジェクトマネジメントサービスとは
「プロジェクト」とは、ある特定の目的や成果物(プロダクト=製品やシステム、サービス=提供される価値、リザルト=成果や所産)を創造するために、一定の期間・明確なゴールとともに実施される“有期性”の業務や活動を意味します。
日々繰り返される通常業務(オペレーション)とは異なり、プロジェクトは新しい価値や変革をもたらすため、開始と終了が明確に定義されているのが特徴です。
具体例を挙げると、「新製品の開発・市場投入」「社内システムの刷新」「ビルの建設」「展示会やイベントの開催」「業務プロセス再構築」「M&A後の統合推進」など、何らかの“変化”や“成果”を得るため、目標達成時点または中止が決まった時点で完了する活動群がプロジェクトと呼ばれます。このため、プロジェクトには計画立案、体制づくり、進捗管理、リスクへの対応、完了後の評価など多面的なマネジメントが必要となります。
プロジェクトマネジメント(PM)は、このようなプロジェクトを目的通りに完遂させるための体系的な管理・運営手法です。国際的なガイドラインや資格制度も整備されており、近年ではプロジェクト推進を失敗させないための“グローバル共通言語”といえる枠組みとして、多くの企業・組織で標準化されています。
近年、プロジェクトマネジメントの原理・原則として注目されているのが、以下の12の重要項目です。
①スチュワードシップ(財産管理)を果たす
②資源(人・物・金・情報・時間)を適切に活用し、プロジェクト全体の価値を高める意識を持つこと。
③協働的なチーム環境を構築する
④多様なメンバーが共通の目標に向かい、相互に協力・補完し合う組織風土を作ること。
⑤ステークホルダー(利害関係者)と効果的に連携する
取引先、上司・担当者、最終ユーザーなど、直接・間接的に影響を受ける関係者すべてと信頼関係を築き、合理的な調整・交渉ができる体制を志向すること。
⑥価値に焦点を当てる
コストや納期だけでなく、最終的に実現される価値・顧客満足に着目し、成果創出にこだわる姿勢を持つこと。
⑦システムの相互作用を認識する
一つの変更が他に与える影響や全体最適性を常に考慮し、多面的・横断的に判断する態度を養うこと。
⑧リーダーシップ(統率力)を発揮する
単なる管理者ではなく、本質を示し、率先してチームの方向づけを行うリーダーとしての姿勢を持つこと。
⑨状況に基づいた方法論(テーラリング)
プロジェクトの特性や状況に応じて運営手法を柔軟に選択・適用し、過去の事例やノウハウも積極的に活用すること。
⑩プロセスに品質を組み込む
全工程において品質目標の明確化、品質の作り込み、検証・改善を繰り返すこと。
⑪複雑さに対処する
技術・人間関係・社会的背景など多様な複雑性を理解し、的確にマネジメントするための工夫を重ねること。
⑫リスク対応の最適化
リスク(不確実要素)の特定と未然備え、発生時の直ちの対応・影響最小化を図ること。
⑬適応力・回復力を持つ
計画のズレや予期せぬ事態に柔軟に対応し、早期の立て直しや再スタートができるレジリエンスを備えること。
⑭将来の状態を達成するために変革する
現状に甘んじず、継続的な改善・変革により新たな価値や目標を実現する姿勢を持つこと。
プロジェクトマネジメントサービスは、これらの原則を踏まえた計画立案、進捗管理、リスク対策、コミュニケーション支援、成果評価など、あらゆるプロジェクト工程に対し総合的な実行支援を行うことを指します。

